2ntブログ

2016.06/10(Fri)

0か100か





私は、ご主人様の奴隷にして頂けてからずっと


ご主人様のすべてが大好きでした。






すべてが愛おしいと思って



すべてを見せて頂けるような私になりたいと思って



心から安心して頂きたいと思って



私を形作るなにもかもを差し出したいと 切に願ってお仕えしてきました。











100で見せて頂きたくて



100でご安心頂きたくて



100でご満足頂きたかったのです。









ご主人様のお気持ちがどうであれ、

奴隷のゆなの中で、50なら、それはだめなことで、残念なことでした。








ゆなは大好きなこの気持ちを、100でお渡ししたいだけなのに…


どうしてご主人様は、ゆなの気持ちを受け取ってはくださらないのだろう。。。






ご主人様は、ゆなのことが嫌なのかな、、、。


ゆなのこと、全部では受け入れてくださってはいないのかな、、、。





そんな風に考えてしまい、勝手に悲しくなったことが何度もありました。









今、ゆなは立ち止まり、もう一度あの頃のことを振り返っています。








ご主人様はなぜあの時、ゆなの100の気持ちをお受け取り下さらなかったのか。。






それは、


ゆなが、ゆなの中だけで見ているご主人様が求めておられるものと、


本当のご主人様が求めておられるものが まったく違っていたからです。







与えることの出来るすべてのものをお渡ししていないと不安だったのは、ゆなの方。



いつもニコニコしていないとダメな気がしていたのも、ゆなの方。



全部でお仕えしていないといけない気がして、頑張り続けていたのも、ゆなの方。








100だけが正解で、100以外は0だと 


私1人だけが勝手に思い込んでいたからこその、誤った行動でした。









実際、ご主人様は、



「私にすべてを差し出しなさい。」



「私のすべてをわかりなさい。」




なんて、ただのお一言だって、ご命令されてなんていませんでした。







私はここでもまた、自分の心満たすための間違った好意を、ご主人様に差し出し続けていたんです。







大切な人に100をお渡し続けるということが、


「愛する。」ということだと、ゆなが思ってきてしまっていたからです。






ご主人様はそんなゆなの間違いを、初めから、ずっと知っておられました。





だからこそ、自分の価値観で100をお渡ししようとするゆなの好意は、お受け取りにはなられなかった。






間違った好意をご主人様がそのまま知らない顔して受け取るということは、



奴隷のゆなの間違った愛情を認め、許してしまうということ。






間違った価値観で、奴隷のゆながご主人様にお渡しすることを許していれば、


ご主人様と奴隷のゆなの関係が、不自然で何の意味もないものになってしまうだけということ。。





そのことを知っておられたご主人様だったからこその、強いご意思だったのだと気付きました。











。。。。またあるときには、ゆなが苦しくて行き詰まり、限界を越えた時、ご主人様にお尋ねしたことがありました。




「これからは、苦しいとき、苦しいってお伝えしても良いですか?」



ご主人様は、こうお答えになられました。



「 半分だけ。」







・・・ゆなはこのとき、


「 半分。」 というご主人様のお言葉の意味が、全く分かれませんでした。









半分ってどうやるの、、、?(>_<)



どうして、全部じゃないのかな。。



やっぱり、我慢しなくちゃいけないのかな。。



ご主人様は、やっぱりゆなのこと、全部で受け入れてはくださらないのかな、、、。






…はい、とお返事をしながら、


心の中はご主人様への疑問と、お言葉を理解することが出来ない苦しさでいっぱいになってしまいました。








我慢するか、しないか。


受け入れてもらえないか、受け入れてもらえるか。


1人で立つか、それとも2人で1つになるか。





……0か、100。





そのような極端な価値観しか、ゆなは持ち合わせてはいなかったのです。









だけど、


今ならゆなにもわかる気がするのです。。。






本当の気持ちだけなら、50でもいい、40でもいい、30でもいい。




たとえ、1 しかあげられないときがあったとしても、良かったんじゃないのかな。







100だから愛で


50だから0なんじゃない。








湧き出たものを、湧き出た時に、湧き出た分だけお渡しするということが



いちばん大切なことだったんじゃないのかな。







100じゃなくったっていい。




そのとき、ゆなの心に湧き出たものだけをお渡しすることができたなら



それこそが、ご主人様が奴隷のゆなに本当に求めて下さっていたそのもので。



それだけが、奴隷のゆなにとっての、最高の幸せでよろこびなんじゃないかって。










やっと、見えてきた気がするほんとうのこと。




大切な人を愛する ということの意味。






ご主人様がずっと変わらず、何度も何度も教え続けてくださっていたことが



いま、奴隷のゆなの心にも流れ込み、浸み込んできてくださっているのを感じます。









ご主人様のお心に包まれて、


ゆなの心が やっと、やっと、落ち着いて。






そして、そこから、


ご主人様への暖かな感情だけが


ゆなの心にじわじわと湧き出るように、


静かに流れ始めているのを感じています。













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