わたしの周りには
いま
なにもない。
がんばることも、
焦ることも、
走ることも、
なにもない、そんな場所。
ご主人様が、わたしを乗せて…
ゆっくり、ゆっくり、
連れて来てくださったこの場所は
ご主人様の仰っておられた 主従の終着点 なのですか
ここから先には
なにがあるの
意味も分からずこみあげてくる
どうしようもない切なさが ゆなの胸いっぱいに拡がっている。
ただ1人呆然と、
見えない道の その先を見つめてる。
どうしても なんとしてでも辿り着きたかったはずなのに、
辿り着きたくなかったような…。
そんな場所に今、ゆなは立っているような…そんな気がする。
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